内容説明
ヒトはなぜ性に悩むのか。人の心の闇の奥を覗く10ストーリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
1
性にまつわる問題を抱えて心理療法家の元を訪れた人々の10個のエピソードが語られています。二十年近く前の本ということもあってか、いまでは珍しいくらい精神分析的な「転移」「トラウマ」「無意識」「家族の闇」的な視点が重視されていて、それにより問題が明るみに出され解決していくさまは、正直うまく行きすぎているような気もしました。が、小説的な読み物として読めばとても面白い内容でした。2012/11/14
烟々羅
0
女性からの誘惑が、「自分を快楽に利用するもの」と引きずり落とす動機で使われることがある ……最終話より。 他人の話は分かりやすいし感動的だ。自分に似た男や、夫婦について、似ているにも関わらずうまく自分(たち)に当てはまらずもやもやする話もある。それもまた興味深いし感動的だ2012/01/06
-
- 和書
- 楕円曲線暗号