内容説明
「がん」にまつわる不安や苦悩にどう対処すべきか。日本を代表する精神療法である森田療法の専門家たちが、豊富な事例とともに、がんによる心の苦しみから解放される道筋を示す。
目次
1 がんと森田療法(森田療法の可能性;がん患者に対する精神療法の現状)
2 がん患者のためのグループワーク(グループワークの理論;グループワークの実践;グループワークの考察)
3 がんサバイバーとその人生(がんサバイバーへのインタビュー;がんサバイバーの危機、転機、その後の生き方;インタビューを終えて)
4 三人三様の生と死をめぐって(つながりのなかの生と死―Eさん(女性・61歳)
諦念のなかの死―Wさん(女性・58歳)
葛藤のなかの死―Xさん(女性・40歳)
三者三様の生と死)
5 森田療法の死生観(「生の医学」と「死の医学」;がん患者の苦悩をどう理解するのか;がん患者における自己と環境の不調和;苦悩に抗う生き方から受け入れる生き方へ;森田正馬の喪失体験と死生観)
著者等紹介
北西憲二[キタニシケンジ]
森田療法研究所・北西クリニック院長。東京慈恵会医科大学医学部卒業後、同大学附属第三病院にて入院森田療法を行う。1996年森田療法研究所・北西クリニック(外来森田療法専門クリニック)を開設。2001年から10年間、日本女子大学人間社会学部教授
板村論子[イタムラロンコ]
安田病院心療内科、統合医療アール研究所所長。関西医科大学卒業、京都大学大学院博士課程修了、医学博士。マウントシナイ医科大学留学、東京慈恵会医科大学、帯津三敬三敬塾クリニック院長を経て現職。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本心療内科学会上級登録医・評議員、日本心身医学会専門医、日本森田療法学会認定医。日本統合医療学会認定医・理事。日本ホメオパシー医学会専門医・専務理事。日本人初の英国Faculty of Homeopathy専門医(MFHom)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Asakura Arata
sayoA