目次
1 生活と向上のための人間学(心理から見た人間の種々相;自分を伸ばす生き方の研究;朝寝のなおし方と能率向上の秘訣;金、物、時間、労力の活用法;生活の調和と改善について;子供の心理としつけ方;上手に表現するには)
2 人の心を正しく理解する(神経症になやむ人びとのために;医者と患者の注意すべきこと;学問をする人のために;精神病患者のいろいろ;催眠術の原理と暗示の作用;迷信におちいらないために;私の生い立ちを中心に)
森田先生に救われた私の体験(水谷啓二)
著者等紹介
森田正馬[モリタショウマ]
1874‐1938。東京大学医学部卒業。慈恵会医科大学教授。神経質症の治療に独自の療法を創始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Asakura Arata
4
最後の水谷氏の、気合いの入った文章が良かった。かなり一般向けの文が多くて、分かりやすい。森田正馬のツイートを読んでいる気分にもなってきた。2015/12/13
0422
3
とてもいい。2018/03/24
yutaro sata
2
神経質問答より先にこっちを読んだんだったか、何故森田正馬さんに出会ったのかはよく憶えていない。きっと強迫観念でへとへとになっていたのだろう。助かる本です。2022/04/24
ざらお
2
この本で新版の森田正馬シリーズは全て読み終えたことになります。同じシリーズの他の本とは違って、直接神経質には関係のないことも書かれていますが参考になることも大いにあって面白い。本当に森田療法を体得できたなら、誰しもが神経質に悩まされることはなくなると思います。ただそれには実践が必要であり、あるがままという一種の覚悟を決めることが最大の難関といえるでしょう。いよいよ私も実践の段階に入らなくてはなりませんが、当分は先生の本をお守りのように持ち歩き、何度も読み返しながら生を全うしたいと思います。2021/05/06
彩美心
1
境遇に従って努力しながら自分の特徴を生かす工夫をしよう。そして、心は万境に従って転ず、なんだね。2018/05/02