出版社内容情報
「信じる者は救われる」は科学的に正しい
・七五三のお祝いによって、子育てへの献身度が上昇する
・仏教の瞑想は、敵対心を減らして思いやりを増やす
・キリスト教の神への祈りは、共感力を高める
人々が日々の生活や人生の節目節目に行ってきた宗教的慣習には、科学的に見て実際に良い効果がある。心理学の最新知見によれば、人々をより良い人生へと導くこうした慣習から宗教的な要素を取り除いてもメリットはなくならないという。宗教に秘められた力を科学的に分解し、信仰の有無に関わらず、すべての人が日常生活に取り入れられるヒントを提案する。
::::::::::本書への賛辞::::::::::
宗教の叡智と現代科学が交差すると、何がうまれるのか? 幸福かつ健康に意味のある人生を送るための優れたアドバイスだ。
――ダニエル・ギルバート(ハーバード大学教授)
当代きっての心理学者が解説するのは、すばらしい人生を誰でも送れるようになるツールを世界宗教が提供してくれているということ。本書を読めば、信仰や科学に対する考えが一変すること間違いなし。
――ポール・ブルーム(イエール大学教授)
【目次】
はじめに――旅を始める前に
「イズム」を乗り越える/儀式に注目する/「宗教資源調査」/信念という鎮静薬/孤独は有害/人生の旅を始める
第1章 幼少期――歓迎と絆
子を大切に育てるために/出産後の母親を守るための慣習
第2章 発育期――善悪の学習
神の言葉/善行を後押しする
第3章 成人儀式――大人になるのは簡単ではない
大人を築く/痛み/脳/メリット・バッジ
第4章 超越する二十代・三十代――恋愛、つながり、(場合によっては)エクスタシー
タントラ―人間ならではの営み/神秘家、修道士、マッシュルーム/手を取って道を進む
第5章 中年期の問題I――身体のメンテナンス
ブースターショット/薬を飲む/天は自ら助くる者を助く
第6章 中年期の問題Ⅱ――魂のメンテナンス
塵は塵に/魂の修復
第7章 さよならを告げる――生きとし生ける者はすべて死ぬ
ベールの向こうへ進む/グリーフを和らげる
エピローグ
三つの道/話し合って折り合う
謝辞
内容説明
「信じる者は救われる」は科学的に正しい。神道の「七五三」、キリスト教の「食前の祈り」、イスラム教の「礼拝」などの慣習が私たちの心理や体に及ぼす効果とそのメカニズムを、科学的エビデンスをもとに明らかにする。伝統的な宗教儀式やしきたりは人を幸福にする!
目次
第1章 幼少期―歓迎と絆
第2章 発育期―善悪の学習
第3章 成人儀式―大人になるのは簡単ではない
第4章 超越する二十代・三十代―恋愛、つながり、(場合によっては)エクスタシー
第5章 中年期の問題1―身体のメンテナンス
第6章 中年期の問題2―魂のメンテナンス
第7章 さよならを告げる―生きとし生ける者はすべて死ぬ
著者等紹介
デステノ,デイヴィッド[デステノ,デイヴィッド] [DeSteno,David]
ノースイースタン大学心理学教授。ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙、ボストン・グローブ紙、ハーバード・ビジネスレビュー誌、アトランティック誌などに頻繁に寄稿している
児島修[コジマオサム]
英日翻訳者。立命館大学文学部卒(心理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 崩壊の軌跡 集英社文庫