出版社内容情報
手に入れたい、独占したい、失いたくない……
所有という行為と「自分のものにしたい」という所有欲は、人間が生きていくうえで必ずかかわってくる。
そもそも所有という行為は、進化の中でどのように生じたのか?
個人の所有欲は、社会のあり方にどんな影響を与えたのか?
そして、私たちがいくら物を手に入れても幸福になれないのはなぜなのか?
心理学、生物学、社会学、行動経済学など多様な分野の知見をもとに、私たちの人生を支配する「所有」というものの正体を探る。
◆本書に対する推薦の言葉◆
自分の直感が果たして正しいのか、ページを繰るたびに試される。
――デイヴィッド・イーグルマン(スタンフォード大学神経科学者、『あなたの知らない脳』著者)
面白く、知的で、人生の中心となるテーマを論じている。
――ポール・ブルーム(イェール大学心理学教授、『反共感論』著者)
流麗な文体、見事な論理。ぜひとも所有すべき一冊。
――ダニエル・ギルバート(ハーバード大学心理学教授、『明日の幸せを科学する』著者)
内容説明
いくら物を手に入れても幸福になれないのはなぜか?個人の所有欲は、社会のあり方にどんな影響を与えたのか?人に取り憑く所有欲の正体。
目次
第1章 本当に所有していますか
第2章 動物は占有するが、所有するのは人間だけ
第3章 所有の起源
第4章 それが公平というものだ
第5章 所有と富と幸福
第6章 私のものとは私である
第7章 手放すということ
著者等紹介
フッド,ブルース[フッド,ブルース] [Hood,Bruce]
カナダ生まれ。ブリストル大学心理科学部発達心理学教授。認知発達に関する研究で数々の賞を受賞。アメリカ科学的心理学会、イギリス心理学会および王立研究所のフェロー
小浜杳[コハマハルカ]
翻訳家。東京大学英語英米文学科卒。書籍翻訳のほか、英語字幕翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キク
香菜子(かなこ・Kanako)
くらすけ
山のトンネル
いえ