出版社内容情報
不確実な未来を、科学は予測できるのか?
異常気象や地震、コロナウイルスのパンデミック、さらには株価の暴落まで、この世は先の見通せないことばかり。そんな世界を生き抜くために生み出されたのが、確率論や統計学、カオス理論、量子力学といった〈不確実性を読み解く科学〉だった。
天気予報や世論調査、新薬の臨床試験や株価予測など、いまや現代社会に欠かせない不確実性の科学は、いかにして生まれ、どのように利用されているのか? 科学読み物の名手イアン・スチュアートがわかりやすい語り口で解き明かす決定版。
内容説明
異常気象や疫病の発生、株価の暴落…先の見えない世界に翻弄される人間が生き抜くために創出した“不確実性の科学”。複雑極まる現象に挑んだ6世代の科学を重層的に描く斬新な論考。
目次
不確実性の六つの世代
腸を読む
サイコロの役割
コイン投げ
情報が多すぎる
誤謬とパラドックス
社会物理学
あなたには確信がある?
法則と無秩序
予測可能性の撤回
天気工場
医療を統計する
金融占い
ベイズの脳
量子の不確定性
サイコロは神を演じるか?
不確実性の活用
知らないのを知らないこと
著者等紹介
スチュアート,イアン[スチュアート,イアン] [Stewart,Ian]
数学者、ウォーリック大学名誉教授、王立協会フェロー。2017年にアメリカ数学協会のオイラーブック賞受賞。ポピュラーサイエンスの著者としても有名で、多くがベストセラーになっている
徳田功[トクダイサオ]
立命館大学理工学部機械工学科教授。筑波大学にて物理学専攻。東京大学にて博士号(工学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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