元素創造―93~118番元素をつくった科学者たち

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元素創造―93~118番元素をつくった科学者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826902304
  • NDC分類 429.45
  • Cコード C0043

出版社内容情報

核と核をぶつけ、新しい元素を合成する現代の錬金術
原爆のプルトニウム、理研が合成したニホニウム…
周期表を拡張した発見の物語

周期表の93‾118番、超ウラン元素と呼ばれる元素は、多くの人になじみがない。
天然には存在せず、原子炉や加速器をもつ特別な施設でしか扱われない。
そういう特殊な元素が、原爆コア物質として人類史を変えたばかりか、宇宙の秘密に迫ろうとする科学者たちを魅了した。
約80年におよぶ米・露・独・日の熾烈な合成レースがくり広げられ、26種の超ウラン元素がつくられた。
十分に重い元素は予測と異なる性質を示し、近い将来、化学の土台を揺さぶるという見方まである。

超ウラン元素はどうやってつくられたのか? 119番以降も合成は続くのか?
関係者への広範かつ綿密な取材をもとに、周期表の果てをめざした元素ハンターたちの挑戦をあざやかに描き出す。

内容説明

核と核をぶつけ、新しい元素をつくる現代の錬金術。原爆のプルトニウム、理研がつくったニホニウム…周期表を拡張した発見の物語。

目次

1 ウランの子たち(現代の錬金術―一七八七~一九三八年;カリフォルニアの若者たち―一九三九~四一年、93番・94番;原子爆弾と新元素―一九四一~四三年、95番・96番 ほか)
2 超フェルミウム戦争(ノーベリウムか、ノービリービウムか―一九五七年、102番;ソ連の参戦―一九五〇年代;東西対決―一九五九年~七〇年代、迷走の102~105番 ほか)
3 化学の果てへ(壁の崩壊―一九八九年~九〇年代、110~112番;元素詐欺―一九九九~二〇〇二年、幻の114~118番、本物の110~112番;米露の祝宴―一九九九~二〇一二年、114番・116番 ほか)

著者等紹介

チャップマン,キット[チャップマン,キット] [Chapman,Kit]
英国のフリーランス科学ジャーナリスト。1983年サウサンプトン生まれ。『ネイチャー』、『ニューサイエンティスト』、『デイリーテレグラフ』などの誌紙に寄稿し、テレビ・ラジオにレギュラー出演中。2006年ブラッドフォード大学修士課程(薬学)修了。2020年にサンダーランド大学で博士号(科学史・科学哲学)を取得

渡辺正[ワタナベタダシ]
1948年鳥取県生まれ。1976年東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。1992年同大学教授、2012年定年退職(名誉教授)。2012~21年東京理科大学教授。専門は物理化学・環境科学・理科教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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禿童子

43
ウランよりも原子番号が大きい重元素の発見物語。核分裂の発見から、エンリコ・フェルミの新元素発見の誤認でノーベル賞を受賞(!)。第二次大戦勃発後の原爆開発競争の過程でプルトニウムを単離したシーボーグから後は加速器による新元素の発見から合成へ。新元素を見つけるために水爆実験のキノコ雲の中にジェット戦闘機を突っ込み核の塵を収集するのはマッドサイエンティストの所業(殉職者も出ている)。プルトニウムをもてあそんで臨界事故で亡くなった物理学者もいる(東海村の臨界事故と同じ)。三面記事風のルポルタージュで読める科学史。2021/10/20

もよ

6
ウランを超える元素に関しては、「発見」から「創造」に移って行った。この最前線で活躍した科学者たちの悲喜こもごもの物語を、科学的な内容に関しては必要最小限で触れるにとどめながら、とても分かりやすくまとめてくれています。翻訳も分かりやすく、おすすめです。2021/12/31

読み人

3
<図書館本>科学音痴の私にも楽しく読めました。お薦め本です。2021/09/30

nox

0
元素発見の歴史がよく分かる。超ウラン元素発見が歴史に与えた最たる影響はやはり原子爆弾だろう。プルトニウム量産のシステムは中々の規模。粒子加速器の進化が凄い。高度化した道具の役割はより重い元素を加速させる事。低番号の元素は研究室で加速できるのか。理研の設立に渋沢栄一が関わっているとはね。ほんと色々立ち上げてんな。超重元素は宇宙にもほぼ無いのか…。超重元素の合成は核融合で行われるが、主な核融合地帯である恒星には重い元素が無いからな。寿命も短いし。原子がらみの理論は実際には量子力学も絡んできて難しいんだろうな。2023/07/22

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