内容説明
出ては消えるブームや改革…ダイエットやファッションから教育制度まで、流行を生み出す社会ネットワークと人々の刹那的熱狂を分析する新たな視点。
目次
1 普及するという錯覚
2 なぜ目新しいものを受け入れるのか
3 ファッド・サイクル―発生
4 ファッド・サイクル―急上昇
5 ファッド・サイクル―消滅
6 ファッドの動力学
7 ファッドへの抵抗力をつける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
19
ファッド(一時的流行)について分析した社会学の本。代表例としてはフラフープが挙げられるが、これが娯楽ではなく、制度的ファッドになると、成果を冷静に見極める分析力が必要になるという。つまり、客観的な証拠に基づいた検証である。制度的ファッドは、多重性人格障害という診断の濫用から代替医療に至るまで、科学的信憑性の疑われる判断が医療の世界に及ぶような例が挙げられる。こうしたファッドにはイノベーションと理性に対する信仰があり、一時的流行の背景にある社会学的背景を冷静に捉えておく必要があるという。面白い。2024/03/08
yahiro
3
★★☆☆☆ 一時的に流行して、すぐに下火にになってしまうものを「ファッド」と呼ぶらしい。それについて色々と論じられているのだが、「ファッドかどうか」というのは事前には予見できないのでは? という違和感が拭えず。全体的にピンボケしている印象でした。2021/12/26
ネオおしりいぬ
1
すぐに廃れるイノベーションについての説明。 理論だっているけれど、否定的な話なのであまりワクワクしないかも。2013/06/13
ソルト
1
Fadよりは「ティッピングポイント」の方がしっくりくる。また「すべての経済はバブルに通じる」の方が納得できる。これよりはマルコム.グラッドウェルの「ティッピングポイント」を読みましょう。2009/05/19
渓流
0
和訳のタイトル「なぜ賢い人も流行にはまるのか」によく答えている。それ以上でもそれ以下でもない。2012/04/13
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