内容説明
古代ギリシャから、20世紀のニュートリノ、クォークの発見まで、物理学の最重要課題であり続ける原子の世界を科学解説の名人が語りつくす。
目次
1 哲学と化学における原子
2 物質の電気的性質
3 放射エネルギーの量子
4 ボーア原子
5 粒子の波動性
6 自然放射能
7 人工核変換
8 原子核の構造
9 大スケールの核反応
10 謎の粒子
著者等紹介
ガモフ,ジョージ[ガモフ,ジョージ][Gamow,George]
1904年ロシアのオデッサ(現ウクライナ領)に生まれる。レニングラード大学卒業後、ゲッティンゲン、ケンブリッジなどの大学・研究所を遍歴。34年アメリカに渡り、ワシントン大学教授、のちコロラド大学に移る。量子力学のトンネル効果を発見し、原子核のα崩壊に適用してガイガー‐ヌッタルの法則を導く。また原子核反応の知識を土台にして、天体の構造、恒星の進化を論じたほか、宇宙がビッグバンに始まったとして元素の起源を説明し、宇宙黒体放射の存在を予言した。一般読者向けの科学解説に対する功績により、56年ユネスコ・カリンガ賞受賞。68年交通事故で死去
前田秀基[マエダヒデキ]
1974年東京に生まれる。国際基督教大学卒、早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。専門は重力理論・宇宙物理学。現在、Centro de Estudios Cient´ificos(チリ)ポストドクトラルフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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