内容説明
なぜ男と女はこうも違うのか?愛も恋も生物学に還元できる?♂と♀は進化のうえでは敵どうし?など、ここまでわかった男と女の本当の姿。
目次
1 身もふたもないけれど―性の起源
2 違いの見極め―男と女の脳の比較
3 心のありか―感情の性差
4 理想の男と理想の女―一夫一妻の謎
5 ときめきの源流―性指向を探る
6 戦士のお守り―男性ホルモン、テストステロン
7 月の女神―女性ホルモン、エストロゲン
8 性の軍拡競争―愛、性欲、レイプ
9 われても末に…―男女の力関係と権力の意味
著者等紹介
ブラム,デボラ[Blum,Deborah]
ウィスコンシン-マディソン大学のジャーナリズム学部教授。霊長類を実験動物として使うことの倫理問題を取りあげた『サクラメント・ビー』紙の連載に対し、1992年にピュリッツァー賞がおくられた。その連載をもとにした『モンキーウォーズ』の他、『サイエンス・ライターのためのフィールドガイド』(共編)などの著書がある。『サイコロジー・トゥディ』『ディスカバー』誌にも執筆
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感想・レビュー
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ジンベエ親分
34
再読初レビュー。初読は7~8年前だったか。2000年の刊行なので、少し知見が古い感はあるけど、議論と反論を重ねて決して断定しないスタイルは科学解説本としてとても良書。まあジェンダー論に関わる題材だし、著者が科学者ではなくジャーナリストということもあって(科学者なら個々の事案について、自分なりの信念に基づいた説を推すだろうから)慎重になりすぎる嫌いはあってもどかしい(ここはもう少し強気に推しても良いんじゃないか?とか)ことも多々あるけど、逆にだからこそジャーナリストが本書を書く意義があるのか、とも思う。2017/10/12
ヘブンリー
3
男と女の違う原因がこの本を読むと科学的にわかるのかと思って読み始めたんだけど、読み終えて分かったことは、男女にはまだまだ未知の部分がいっぱいあるということでした。 でも、一つ分かったことは性と言うものが先天的な原因で規定されるのでもなく、後天的な文化とか価値によってだけ形作られるものでもなく、両者が複雑に絡み合っているということ。 人間の理解って、結局一筋縄ではいかないものですね…2011/06/30
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