内容説明
完全数やメビウス分子、チューリング・マシーンから“タマゴ男”の冒険と金塊探しの暗号学…etc.おいしい話題が一杯の数学アラカルト。
目次
1 数(悪魔の数に魅せられた男たち;アルキメデスの復讐;素数の反乱;浅黒い肌の男の暗号)
2 形(「タマゴ男」の冒険;分子のトポロジー;三つの穴と一つのとっ手をもつ中空の球が見つからなかった話)
3 機械(チューリングの万能計算機械;ウィリー・ローマンは無駄死にしたか?;王に成ることができた機械;一人の少年と彼の頭脳機械)
4 一人一票(民主主義は数学的に不健全か?;量子議会)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
3
古い本なので、Ⅲの機械は隔世の感がありますが、致し方ないことでしょう。Ⅳの1人1票が最も引き込まれました。3以上の人や選択肢があるときは、戦略が結果に影響を与えます。このあたりが数学と他の学問がリンクするところでしょう。技術は変わっても、計算の結果や人のさがは変わりません。変わり行くものと変わらないものを感じた1冊です。☆:3.52019/06/17
yk
0
読みごたえたっぷりなんだけど、読みにくいわけでもなく、少し難しく感じた部分もあるけれど、わからないわけでもない。なかなかおもしろかった。暗号、コンピュータ、ゲーム理論と幅は広い。チューリングの部分で思い出した、ホッジスの書いたチューリングの伝記も読まないと。。。2011/10/08
西本邦明
0
途中、コンピュータプログラムについての章が続き、読む気が切れてしまいそうになりました。 その他は面白く読めました2023/04/09
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- 和書
- ぼくは社会不安障害