内容説明
著者は、ロースクール構想について法曹育成二弁センター委員長として議論をまとめるとともに、各大学・学会のシンポジウムを通じて精力的に発言・活動してこられた。その成果が本書である。氏の構想の核心は、「証拠優越準則」にもとづく迅速・公正かつ創造的な訴訟運営の実現のために「実務・研究・教育の統合」を目指すロースクールづくりにある。
目次
序章 ロースクール構想の実現
第1章 法科大学院における新しい民事実務教育の指針―証拠優越準則に基づく新しい弁護技術と訴訟運営
第2章 実務・研究・教育の統合を目指す法科大学院構想
第3章 法理論教育と法実務教育
第4章 米国・カナダの法曹教育の発展
第5章 全国各県にミニロースクールを
第6章 法曹一元を目指す研修弁護士制度創設に向けて
第7章 規制緩和時代の行為規制運用者としての弁護士―民事規制強化に向けた司法改革