ピアノと平均律の謎―調律師が見た音の世界

ピアノと平均律の謎―調律師が見た音の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784826900386
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0073

内容説明

矛盾に満ちた調律という作業を通して、ピアノの息づかいを探りあくなき音の追求に取り組む著者が、平均律の不思議な構造とそこから生まれる音楽の魅力を語りつくす。

目次

プレリュード
1度音程 音楽に消された竜
2度音程 ピアノの生態と調律師がすること
3度音程 平均律という妥協案
4度音程 音程と数の微妙な関係
5度音程 音律?音程?音階?
6度音程 鍵盤にできること、できないこと
7度音程 平均律以前の音律システム
8度音程 何を、どう調律するか?
9度音程 ピアノと平均律と音楽と
ポストリュード

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ko

1
ピアノの調律なんて、てっきりギターの弦が多いやつだろうと思い込んでいた。平均率は数学的にきっちり決まるものと考えていた。そんな浅薄な読者を、日本の昔話に登場するという七番目の竜が、ときにはピアノ奏者になったりもしつつ、美しい音とは何か、深い思索の淵にいざなってくれた。2012/02/08

Midori Hirano

0
ピアノの音階について、数学的な解説が面白かった。特定の周波数の音同士は、共鳴しても変なゆらぎが生じないので和声として人間の耳に心地よく聞こえるということがわかった。西洋の音階がたくさんのジャンルの音楽に影響与えている理由がわかる気がした。楽典ってきっとはまると面白いのだろうな。2017/10/14

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