内容説明
河内地域―四條畷・大東・東大阪・八尾・柏原・藤井寺・羽曳野―の日常の中に残る太平洋戦争の戦争遺跡の全貌。77年前の空襲の実態とそれに続く本土への上陸予想に対して、大正飛行場に関わる軍事施設群、行政が施した防空施策、市民の対抗策、その実態は如何なるものであったのか。緻密な調査を行い、戦争の実相を問いかけ、真実が明らかになった。ウクライナの受難を河内の歴史に知ることができる。
目次
序 「戦争遺跡」に何を語らせるのか
1 陸軍大正飛行場の戦争
2 河内の戦争体制とその戦後
3 河内の人々の戦争
4 河内・地域の戦争遺跡
5 おおさかの軍事遺跡と戦争