内容説明
「近代社会」という自明性の舞台裏を想像するためのいくつかのレッスン。学校制度、メディアと身体、フリーターと「社会的ひきこもり」、ネオ・リベラリズム、エコロジズムと政党。グローバライゼーションの進展に伴い顕在化してきた“近代化のねじれ”を歴史的に追跡し、問題の所在を明らかにするアクチュアルな提言。
目次
第1章 どうして子どもは学校へ行くのか
第2章 ラジオ体操と日本社会の近代化過程
第3章 フリーターと「社会的ひきこもり」
第4章 エコロジズム運動と政党
第5章 エコロジズム政党の現在における可能性と困難
第6章 教育と「病気」の語られ方―思春期前後の若者をめぐる言説から
第7章 障害児とフリースクール―「個」の病としてではなく
第8章 間違いだらけの不登校対策法―ネオ・リベラリズムと「再規制」
著者等紹介
竹村洋介[タケムラヨウスケ]
1958年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。近畿大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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