内容説明
病院から地域へ!ACT‐Kの誕生から10年以上の歳月が過ぎた。24時間365日、重度の精神障害をもった人たちに寄り添い共に生きる地域包括ケアの実践は、この国の精神医療・福祉のひとつのささやかな到達点であった。しかし、10年の間に生じたこの国の変化は、この小さな試みにも大きな危機をもたらす。…その壁を打ち破り、地域に根付いた新たな実践をめざす再挑戦の記録。第1、6、7章は旧版から大幅に加筆・訂正。さらに補論1~3を増補した。
目次
第1章 ACTの挑戦、10年目の壁
第2章 ACTとは何か
第3章 地域生活支援と「精神疾患・障害複合(MIDcomplex)」
第4章 メルトダウンする精神医療・福祉体制
第5章 ACT‐Kの誕生と現状
第6章 地域精神医療・福祉における支援関係の原則
第7章 ACTの挑戦、再び
補論1 ACTは脱施設化を促進できるのか?―理念なきACT導入を危惧する
補論2 白雪姫の毒リンゴ、知らぬが仏の毒みかん―新オレンジプランと認知症大収容時代の到来
補論3 統合失調症の薬物療法神話から脱しよう―薬物療法は統合失調症の予後を改善したのか
著者等紹介
高木俊介[タカギシュンスケ]
1957年生まれ。京都大学医学部卒業。光愛病院(高槻市)、京大病院精神科、ウエノ診療所を経て、現在、たかぎクリニック(京都市)を開設。ACT‐Kを主宰し、精神科在宅医療に取り組んでいる。「精神医療」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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