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内容説明
6年間に33人の少年を殺害、うち29人を自宅床下に埋葬。1978年、全米を恐怖に陥れた大量殺人の犯人は、四重人格者だった―。
目次
序 殺人衝動の探究
床下に埋められた二十九の死体
地下室の怪物
隔離病棟セルマック病院
疲れ知らずの男
最初の精神鑑定
ジャックという警官
最初の殺人
消えた従業員
ゲイ地帯の少年を求めて
連続殺人の手口
第四のジャック
優位を競い合う二つの人格
最後の殺人
逮捕劇
殺しの再現
自己分裂の瞬間
公判開始
幼児期の人格形成
被害者の少年たちの証言
埋もれた夢〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
7
殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーが多重人格というのは、罪から逃れるための方便だろう。しかし、家庭環境等から複雑な性格が形成されたのは理解できる。特に実父への愛憎。父に認めてもらいたいがための社会的地位であり、父から逃れたいがための犯罪である。彼はその両面の活動を、熱心に遂行した。2019/03/09
釈聴音
1
徹底して殺人者(「殺人ピエロ」として有名な、33人を殺害したジョン・ウェイン・ゲイシー)からの視点で構成されているため、途中何度か自分が殺人者に乗り移ったかのような不気味さを覚えた。狂気の眼を通して世界を眺める感覚。2012/12/09