内容説明
大津事件は裁判所が政府の裁判干渉を退けた司法権独立史の輝かしい事件だったのか?!基礎的資料を緻密に検証して通説の虚像を突き崩し、新たな大津事件像の核心に迫る実相を構築した読書家の必読書である。
目次
序章 小説『ニコライ遭難』の嘘
第1章 遭難
第2章 天皇百事指揮する
第3章 死刑への方策
第4章 賠償なし
第5章 裁判干渉
第6章 大津開廷
著者等紹介
新井勉[アライツトム]
1948年生まれ。京都大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得。日本大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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