内容説明
フロイトのエディプス・コンプレックス論を基に、人類史の初源における唯一、全能の神の殺害と復活が織りなす壮大なドラマツルギーをとおして、ヨーロッパ近代における資本主義の勃興と精神病の発症―精神医学の誕生という基層文化の劇的転換の実相を跡付け、錯綜し重層化する現代世界史の構造と社会の変容を省察する。
目次
第1章 父親殺害の物語(原父殺害の物語;継父殺害の物語;息子と母親の宗教)
第2章 近代化の歩みと「神の殺害」(キリスト教における、全能の神の復活;全能の神の殺害)
第3章 科学神話の盛衰(科学神話とは何か;進化論的世界観という神話;唯物論的宇宙観という神話)
第4章 近代化と精神病の誕生(ヨーロッパ社会における狂気の変遷;近代化がもたらした狂気の変容;近代化と精神分裂病(統合失調症)の発現)
著者等紹介
柴田明彦[シバタアキヒコ]
1961年、愛知県生まれ。1986年、岐阜大学医学部卒業。岐阜大学精神神経科助手を経て、現在、岐阜市民病院精神科デイケアセンター長。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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