出版社内容情報
子どもたちをめぐる重大事件や犯罪の“発生数”が近年著しく増加しているわけではない。それにもかかわらず、少年事件の“報道件数”は急増し、1997年以降はそれまでの10倍以上に及んでいるという。
学校という<異空間>が閉塞した情況に追い込まれるなかで、子どもたちの心意と心性は大人たちの想像を絶する孤絶の深い闇に覆われ、他者との関係を不可視のベールによって遮断されているかのようである。現場教師が知性と感性と経験をもとに今日の教育情況を検証する。
凡 例
まえがき
1970年代/column
第1章 立教大学助教授教え子殺人事件●1973/第2章 都立富士高校放火事件●1973/第3章 津田塾大学女装替玉事件●1975
1980年代/column
第4章 国士舘大学理事学内刺殺事件●1983/第5章 目黒・両親祖母刺殺事件●1988/第6章 女子高生コンクリート詰め殺人事件●1989
1990年代/column
第7章 山形マット死事件●1993/第8章 京都大学矢野教授セクハラ事件●1993/第9章 北九州市憲法九条ポロシャツ事件●1994/第10章 琉球大学セクハラ事件●1995/第11章 早稲田大学講演会名簿提出事件●1998/第12章 ピアノ伴奏拒否処分事件●1999/第13章●京都てるくはのる殺害事件●1999
2000年代/column
第14章 佐賀県バスジャック事件●2000/第15章 岡山県野球部員金属バット殺傷事件●2000/第16章 大分県一家六人殺傷事件●2000/第17章 大阪教育大付属池田小学校児童殺傷事件●2001/第18章 福岡市「愛国心」通知表事件●2002/第19章 長崎市中学生幼児殺害事件●2003/第20章 東京・七生養護学校性教育教材没収事件●2003/第21章 東京・赤坂小学女児監禁事件●2003/第22章 天理市小学校長自殺事件●2004/第23章
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内容説明
子どもたちをめぐる重大事件や犯罪の“発生数”が近年著しく増加しているわけではない。それにもかかわらず、少年事件の“報道件数”は急増し、1997年以降はそれまでの10倍以上に及んでいるという。学校という“異空間”が閉塞した情況に追い込まれるなかで、子どもたちの心意と心性は大人たちの想像を絶する孤絶の深い闇に覆われ、他者との関係を不可視のベールによって遮断されているかのようである。現場教師が知性と感性と経験をもとに今日の教育情況を検証する。
目次
1970年代(立教大学助教授教え子殺人事件・1973;都立富士高校放火事件・1973 ほか)
1980年代(国士舘大学理事学内刺殺事件・1983;目黒・両親祖母刺殺事件・1988 ほか)
1990年代(山形マット死事件・1993;京都大学矢野教授セクハラ事件・1993 ほか)
2000年代(佐賀県バスジャック事件・2000;岡山県野球部員金属バット殺傷事件・2000 ほか)
著者等紹介
柿沼昌芳[カキヌママサヨシ]
1936年生まれ。元東京都立高校教諭。全国教育法研究会会員、明治大学・中央大学などの非常勤講師
永野恒雄[ナガノツネオ]
1949年生まれ。都立南多摩高校教諭。全国教育法研究会会長、日本教育法学会理事、歴史民俗学研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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