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出版社内容情報
昭和天皇死去報道が残した教訓から湾岸戦争報道とジャーナリズムの盲点、メディアによる「こころの時代」の管理まで、'80年代以降の時代精神を縦横無尽に読み説き、現在の若者を育てた時代状況を明らかにする。マニュアル世代、消費としてのアイドル女性、携帯電話をはじめとする「終わりなきコミュニケーション脅迫」の時代などをキーワードに、現代の若者像・メディア・ジャーナリズムの解読を試みる待望の各論集。「平気で人を殺す人たち」を育てたのは誰か？
プロローグ～現在の若者が育ったメディア環境と時代精神
［第1部］1・80年代の若者のメディア行動／2・現代マニュアル世代の意識構造／3・アイドル女性消費のメディアシステム／4・『平凡パンチ』のパンチ／5・「書く」ことの浮遊化／6・終わりなきコミュニケーション脅迫の時代に／7・そこにあるのに眼に入っていない
［第2部］1・世紀末メディアすごろく／2・ジャーナリズム倫理が問われる時代が始まった～ジャーナリズム87～88／3・昭和天皇病状・死去報道が残した教訓～ジャーナリズム88～89／4・メディアによる犯罪とメディアの犯罪～ジャーナリズム89～90／5・湾岸戦争報道と発表ジャーナリズムの恐ろしさ～ジャーナリズム90～91／6・「メディアの時代」の新聞～ジャーナリズム91～92／7・伸び悩みに入った新聞の生き延び策～ジャーナリズム92～93／8・メディアと「こころの時代」の管理／9・揺らぐ新聞評価と人びとの権威主義的傾向／10・戦後出版のエピソードとデータにみる出版社会史／11・出版物のメディア特性と再販制度／12・雑誌と掲載広告の構造／13・マスコミ教育をめぐる5つの否定論／あとがき
内容説明
サブカルチャーは対抗文化たりうるか？新聞・出版メディアはこれからもジャーナリズムたりうるか？８０年代９０年代若者ウォッチングとジャーナリズムのウォッチングからみえてくる世紀末。
目次
１ 世紀末若者のコミュニケーション文化（８０年代の若者のメディア行動；現代マニュアル世代の意識構造；アイドル女性消費のメディアシステム；『平凡パンチ』のパンチ ほか）
２ メディアとジャーナリズムの現代史（世紀末メディアすごろく；ジャーナリズムの倫理が問われる時代が始まった―ジャーナリズム８７～８８；昭和天皇病状・死去報道が残した教訓―ジャーナリズム８８～８９；メディアによる犯罪とメディアの犯罪―ジャーナリズム８９～９０ ほか）
