出版社内容情報
昭和という波瀾に富んだ悲劇そのものの現代史は、天皇裕仁という個の存在ぬきには語りえない。天皇が「ワタクシ」という一人称で登場する小説的世界こそ、人間天皇の苦悶と苛酷な歴史体験の真相を鮮烈に照射する。
第1章 黒い雲の流れ 一九二九年/第二章 雪と血の中の怒り 一九三六年/第三章 軍靴と暗い波の響き 一九四一年/第四章 腹の中の乾いた太陽 一九四五年
昭和という波瀾に富んだ悲劇そのものの現代史は、天皇裕仁という個の存在ぬきには語りえない。天皇が「ワタクシ」という一人称で登場する小説的世界こそ、人間天皇の苦悶と苛酷な歴史体験の真相を鮮烈に照射する。
第1章 黒い雲の流れ 一九二九年/第二章 雪と血の中の怒り 一九三六年/第三章 軍靴と暗い波の響き 一九四一年/第四章 腹の中の乾いた太陽 一九四五年