出版社内容情報
1987年11月の大韓航空機事件まで南北朝鮮をめぐるテロル事件は繰返されてきた。戦後世界政治の力学によって引き裂かれた〈悲劇の民族〉の戦後史を限られた資料の中から抉り出し「人民共和国」の実像に迫る力作。
まえがき／１ 朝鮮の解放と建国事業の展開／２ 革命組織の南北分立と人民政権への胎動／３ 朝鮮民主主義人民共和国・朝鮮労働党と統一路線／４ 朝鮮戦争と権力闘争および金日成体制／５ 南北統一運動と南朝鮮革命戦略／６ 自主独立路線と社会主義建設／７ 「戦後」北朝鮮と日本との関係／８ 南北対話の軌跡と新たな平和統一構想／９ 金日成体制の思想と構造および諸課題／付録１ 朝鮮労働党中央機構 ／付録２ 共和国政府構成／北朝鮮現代史関連年表
