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出版社内容情報
軍事の副産物として生まれた非生産的で破壊的な原子力発電は、軍事技術と戦争経済の申し子である。チェルノブイリ原発事故によって原子力神話が崩壊したいま、ポスト・チェルノブイリの生活と思想を大胆に提起する。
第1部 原子力の神話と現実/チェルノブイリ原発事故―二〇世紀の最後の遺言/第2部 反原発とオルターナティブ/「暗闇の思想」に「自然の灯」を/科学と技術を民衆の手に/新しい酒は新しい皮袋に/[断章]/原子力船“むつ”騒動記/まぼろしの大風車/ツヴィンドから吹く風/エントロピーと水と土/第3部 住民運動とネットワーク/なぜ原発に反対するか/原発のないふるさとを/原発は郷土を破壊する /『鳩子の海』に原発はいらない!/[断章]青谷・気高原発反対運動の報告/中国地方の住民運動ネットワーク/電産中国の反原発労働運動/反原発昔ばなし(二題) 因州亭愚笑/第4部 チェルノブイリ以後の生活と思想/チェルノブイリの汚染食品を自主規制した生活クラブ生協/テクノロジーと神話―梅原猛・吉本隆明への批判/資本・国家・科学技術とエコロジー/女性・子供・脱原発