内容説明
昭和61年より平成3年12月までに刊行された戦後生れの歌人75名による第一歌集のアンソロジー。本書により現代短歌の若い世代の動向が一目瞭然できる。短歌入門書として最適。
目次
真鍋正男―雲に紛れず
上妻朱美―起重機と蝶
蔵本瑞恵―日時計
秋山佐和子―空に響る樹々
藤元靖子―風の柱
小林幸子―夏の陽
安田純生―蛙声抄
坂井修一―ラビュリントスの日々
桑原正紀―火の陰翳〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わいほす(noririn_papa)
3
1986年から1991年まで、昭和から平成に変わる頃に刊行された戦後生まれの歌人75名の第一歌集を集めたアンソロジー。河野裕子さんはその前、東直子さんはその後で、本書で圧倒的に輝いているのは、奔放さの林あまりさんと青春讃歌の俵万智さん。やはりこの時代の短歌を大きく動かした二人のように思う。短歌初心者の私には、いろいろな歌人を知るよき入門書となった。個人的ベスト10は、林、俵両名の他、上妻朱美、浜名理香、小島ゆかり、加藤治郎、荻原裕幸、干場しおり、武田ますみ、大田美和。あ、ホムホム外れた(笑)。2021/09/10
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