感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
85
ドイツの詩人シュトルムの作品集です。私は学生のころには彼の短編をいくつか読んできました。みずうみ(インメンゼー)などはその代表的なもので若い男女のっ恋愛的な作品が多かったように感じています。この詩集にも「インメン湖」という作品がありかなり恋愛的なものをうたった詩が多いと感じました。また散文詩のような作品もあり印象に残りました。2022/11/16
ダイキ
4
大学図書館。「人生が、ぼくらを孤独なものにする/あの静かな時が 見まってくると/むかし青春の日にそうだったように/きっとぼくの愛だけが 君のもとにある。/たとい今なにごとが起ころうとも その時がくれば/そういうものは影のように 君の前をとおりすぎてゆき、/ぼくたちふたりのものだった あの/すぎ去った時だけが 真実なものになるでしょう。/そうしていつの日か 君のさいごの眠りを/あかあかと夕映えが照らすなら/それは君に はじめてキスをした日の/あの太陽がおくるのだ。」(やさしく君を呼んではみたが)2016/06/20
あお
2
「海辺」「みどりの木の葉」「月光」「猫について」。情熱的な恋の詩。自然や故郷をうたった詩。2021/06/29
白としろ
1
「時はすぎ去り」時はすぎ去り 知らぬまに/君はそおっとしだいしだいに ぼくの胸から遠のいてゆく。/ふんわり君をおさえつけ ひきとめようとしてみるが/わかってはいる 君をゆかせるほかはない。/では君が ぼくからはなれ、とおい世界へ去ってゆく前に/もういちど ぼくには感謝のことばを言わせてください。/それにもう どう取り戻しようもないことを、/眠られぬ夜 なつかしがることがないように。/ぼくはここにいて せつなく過去をふりかえり見るが/こういう時さえ すぎてゆきます。/2019/06/30
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