内容説明
本書は、乳がんについて治療法の通常の解説を一歩進めて、治療法がより体系的に理解できるよう、その歴史的経緯や生のデータを数多く引用するよう努めました。実際に自分がこのような病気になったとき、どのような解説書があったら役立つだろうかと想像しながら記述を進めたこと。このため病気そのものを如何に理解するかという観念的なもの、さまざまな治療哲学、さらには入院、通院のプロセス、費用などについても幅広く記載しました。本書を通じて我々の治療内容、データを公表し、医療の透明性を高めることに努めました。
目次
第1章 乳がんの診断についての基礎知識
第2章 早期乳がん(1,2期)の手術と放射線治療
第3章 抗がん剤治療の理論と実際
第4章 ホルモン療法
第5章 非浸潤がんの治療
第6章 局所進行乳がん(3期)の治療
第7章 進行(4期)・再発乳がんの治療
第8章 乳がん治療後に知っておくべき知識
第9章 代替医療(民間療法)
第10章 乳がんの予防と検診
第11章 参考資料
著者等紹介
上野貴史[ウエノタカフミ]
JR東京総合病院外科
川端英孝[カワバタヒデタカ]
JR東京総合病院外科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。