出版社内容情報
【目次】
内容説明
人々の隣で、当たり前のように息づく未知の存在「異形」。ひょんなことから彼らを調査する、見た目は女児の大学院生・シロクマさんの助手に普通の学生・詩郎は抜擢されてしまう。しかし彼女は、「オカルトマニアでホームレスでカルト宗教の信者」と噂されるほどの変人だった。厄介な主人・シロクマさんと共に詩郎は異形をめぐる不可解な事件に巻き込まれていく―。Xで23万人が戦慄したあの『怪鳥』の真実。そして、シロクマさんの過去に潜む異形『マキちゃん』とは…。暴き出した異形たちの真相は、底知れぬ恐怖か、それとも切ない祈りか。気鋭の作家・額賀澪が放つ、前代未聞の異形ミステリー!
著者等紹介
額賀澪[ヌカガミオ]
1990年生まれ。茨城県出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。2016年、『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に。2023年7月に「転職の魔王様」シリーズがテレビドラマ化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
141
額賀 澪は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、著者の新境地でしょうか、城久馬異形ミステリ幻想譚連作短編集でした。主人公の二人が魅力的なバディ、頁数の割に盛り沢山なので、続編もありそうです。 https://nukaga-mio.work/shirokuma2026/09/21
nyanco
20
額賀さんがキビノビルさんのイラストを元に書かれた小説。 表紙に惹かれて読み始めたのですが、額賀さんらしくキャラクターが良く、ぐいっと引き込まれました。 普通の世界に異形が現れる、そんなことがやや普通になっている世界。 アパートの前に突然現れた大きなセミの異形。異形を研究している院生・小槙と出会い、助手のような生活が始まる。 第2話・カニガミ 孤島の伝説、子供たちがカニガミの恩恵の罰を背負って生まれてくるというなかなか重いテーマ。 第3話・表紙にもなっている怪鳥の話。禍々しい鳥の顔の下に人間の頭蓋骨が…→続2026/08/28
キナコ
15
表紙買いした一冊。異形の怪異が一般的に現れる世界観。セミをたくさん殺した人の前にしか現れないセミファイナルとかちょっと笑えるがオチは笑えなかった。人の傷や病気を癒やす怪異とか、代償に何を取られるのかが分からなすぎて怖い。それでも治したい人はいるんだろうけど…。怪鳥やマキちゃんは可哀想な話。人の業が異形となって現れるとしたら、これほど悲しいものはないよなぁ。世界観はとても面白かったかな。2026/08/10
さく
11
額賀さんの青春ものは好きなんだけど、これは好みではなかった…怖かったよー!2026/09/11
イツキ
5
好きなイラストレーターの方が描いた異形のイラストが元になっているということで気になって購入。面倒見とガタイの良い大学1年の雨上と、怪しげな噂があり子供のような外見のシロクマ先輩のコンビが異形の存在が当たり前な日本を舞台に異形の調査をしていくというストーリーですが、この異形の背景やエピソードがイラストの雰囲気を壊すことなく奥行を与えてくれるもので非常に良かった。凸凹コンビの主人公2人のやりとりも軽快でシロクマ先輩の過去なども綺麗に回収され見事にまとまった1冊でした。2026/07/26




