出版社内容情報
★「PICC」の基本から挿入手技を写真と動画で網羅的に学べる★
末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の使い方、PICC留置中の管理法、合併症対策などのポイントを、やさしくビジュアルな内容で解説します。またエコーを用いたPICC挿入の手技を動画で見ることができます。加えて看護管理者向けに病院内のPICCチームの構築・活用方法、教育体制などを紹介します。
〇こうすれば「PICCチーム」はうまくいく!〇
本書では、管理者、指導医、特定行為研修修了者の私たちがそれぞれの立場や役割の中でどのようにチームを立ち上げ、日々の活動を工夫し、成果を上げてきたかを余すところなくお伝えします。
また、どの病院でもすぐに取り入れられる具体的な方法や、エコーを活用したPICC挿入のポイント、PICC管理の仕方、さらには教育活動やチーム運営のヒント、管理者の役割なども詳しく解説しています。
PICCチームの導入は、病院全体にとって「患者満足度の向上」「医療の質の改善」「スタッフのモチベーション向上」という三方良しの効果をもたらすものです。そして何よりも、多くの患者さんが安心して治療を受けられる環境を提供できることが最大の意義です。
患者さんが安心して治療を受けられる環境を目指して、ぜひこの本を参考に、PICCチームを導入し、より良い看護実践に向けて一緒に取り組んでいきましょう。
【主な目次】
第1章 PICCの基本
01 PICCとは
02 PICCの適応
03 PICCの合併症
04 PICCで用いるカテーテルの種類
第2章 PICCの管理方法
05 PICCの包交と固定方法
06 PICCの包交手順
07 PICCからの採血手順
08 PICCのロックの仕方:パルシングフラッシュ、陽圧ロック
09 PICCの観察項目
10 PICC管理のトラブルにはどうしたらいいの? Q&A
第3章 はじめてのエコーガイド下穿刺のテクニック
11 エコーの基本
12 エコーガイド下穿刺の基本
13 末梢静脈ライン用のエコーガイド下穿刺
14 PICC用のエコーガイド下穿刺
第4章 PICCの挿入
15 上腕の解剖とPICCを留置する静脈
16 PICC挿入前の準備
17 PICC挿入手順
第5章 教えてPICCチーム
18 指導医からのアドバイスQ&A
第6章 PICCチームをつくるためには:具体的な活動内容
19 PICCチームの立ち上げ方・活動内容・工夫
20 PICCチームが行う院内教育
21 外来・在宅でのPICC管理指導
22 資料編:情報共有ツールの紹介
内容説明
こうすればPICCチームはうまくいく!安心・安全・タイムリーなPICC挿入を実践することで、業務量の削減、費用の削減、インシデント件数の減少、患者の苦痛の軽減を実現できる。日本看護協会・看護業務の効率化先進事例アワード優秀賞を書籍化!
目次
第1章 PICCの基本
第2章 PICCの管理方法
第3章 はじめてのエコーガイド下穿刺のテクニック
第4章 PICCの挿入
第5章 教えてPICCチーム
第6章 PICCチームをつくるためには:具体的な活動内容
著者等紹介
飯塚裕美[イイヅカヒロミ]
亀田総合病院 看護管理部副部長・卒後研修センター副センター長/急性・重症患者看護専門看護師。1995年医療法人鉄蕉会亀田総合病院ICU・CCU・HCU勤務、2011年東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科先端侵襲緩和ケア学修了、2011年急性・重症患者看護専門看護師取得、2019年卒後研修センター副センター長兼務特定行為研修管理責任者、2020年高度臨床専門職センター長兼務、2023年看護管理部副看護部長を経て現職
鈴木崇浩[スズキタカヒロ]
亀田総合病院 放射線科/医師。2017年千葉大学医学部卒業、2017年亀田総合病院地域ジェネラリストプログラム初期研修医、2019年亀田総合病院放射線科 後期研修医、2022年亀田総合病院放射線科医員を経て現職。2019年より特定行為研修指導者・PICCチームチーム長を兼務し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。