出版社内容情報
長年、小学校で保護者対応をしてきた著者が、保護者のタイプや、クレームの傾向に対応した「話術」を伝授する。保護者の抱える真の不満や不安をきちんととらえ、トラブルを増幅させずに問題を小さくしていき、双方が安心して終結できる話の進め方、言い方、コツがわかる。
内容説明
理不尽な要求をする保護者対応スキルの決定版!「話術」を使ってクレーマーの威力を最小化する!1.まずは相手を知る(人格タイプと真の要求をつかむ)。2.シゾイド型(ネガティブ思考が強い)クレーマーに対応する。3.ナルシスティック型(自己愛が強い)クレーマーに対応する。クレーム対応では、最初に窓口・標的となる担任教員のところで、事態を最小限に抑えることが重要です。言われっぱなしにならずに、うまく問題を交通整理して、保護者に「学校はあなたの要求を叶える場所ではない」ことに気づいてもらう「話術」を身につけましょう。
目次
第1章 敵を知り、己を知れば百戦危うからず(まずは相手を知る;まずは理不尽な保護者のタイプを分析する;教員の心を蝕んでいくクレーマー;なんでも悪く受け取るシゾイド型クレーマー;教員をギャフンと言わせたいナルシスティック型クレーマー)
第2章 シゾイド型クレーマーに対する話術(シゾイド型クレーマーを相手に知っておくべきこと;同じ話題(クレーム)に終始する場合の話術
不信感で凝り固まっている場合の話術
現実とかけ離れた論点に固執する場合の話術
解決策を提示しても受け入れない場合の話術)
第3章 ナルシスティック型クレーマーに対する話術(ナルシスティック型クレーマーの特徴;教員をギャフンと言わせたい相手への話術;用意周到な相手への話術;絶対的な答えが存在しない問いへの話術;揚げ足を取る相手への話術)
著者等紹介
齋藤浩[サイトウヒロシ]
1963(昭和38)年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部初等国語科卒業。佛教大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。佛教大学研究員、日本獣医生命科学大学非常勤講師を歴任。現在、神奈川県内公立小学校児童支援専任教諭。日本国語教育学会、日本生涯教育学会会員。2024(令和6)年10月、財務大臣表彰を受彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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