出版社内容情報
3歳で「自閉的傾向のある発達遅滞」と診断された池田侑生さん(33歳)は、自らの資金と思いをもとに家を建てた。「一人暮らしをすることが僕の自立の道」と語り出した背景や本人の決断を後押しする家族の姿を本人や関係者の言葉で丁寧に綴り、障害者の自立の一つの形を示す。
内容説明
「家を建てるぞ!」「僕の家を!」25歳の頃、僕は大きな決心をしました。発達障害のある子どもの子育て、成人後の暮らしのヒントになる家族の物語。
目次
第1章 僕が家を建てた理由
第2章 働くことと自立
第3章 進路・選択―僕が歩んだ人生
第4章 家族のかかわり―家庭で無条件に認められること
第5章 家を建てた後のこと―生き続けるために
読者が知りたいQ&A
著者等紹介
池田侑生[イケダユウキ]
岩田こども園用務員。平成3年8月5日生まれ。平成6年10月「自閉傾向のある発達遅滞」と診断される
池田信子[イケダノブコ]
合同会社Spes代表社員。社会福祉士・公認心理師・保育士。昭和37年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
0
自閉症の侑生さんが自分の家を建てるに至った様子を垣間見ることのできる内容であった。本人の思いや考えが尊重されていることがよくわかった。それと同じぐらい周囲の人々の思いや考えも支えとしてあるように思った。家を建てるということのインパクトに目が行くが、それよりもさまざまな立場の温かな思いを感じることができる内容であった。2025/02/04
plum
0
サブタイトルにある内容通りの内容。1994年3歳2ヶ月に診断が下る。枠書きとして,この時期に大事なことと必要な支援p71。現在までに関わりのあった人々の寄稿。自分らしくいきること。2024/12/20