出版社内容情報
王国と帝国。二つの大国の間に広がる魔の森――大樹海には昔から黒き魔女が住む。
黒き魔女は、あるとき一人の赤ん坊を拾い、弟子として育てることとなる。
黒き魔女より"クレア"と名付けられたその赤ん坊には、かつて日本の劇団に所属し人形繰りをしていたという前世の記憶があった。
見習い魔女クレアは前世の知識や技術を活かし、やがて人形使いの魔女として成長していく。
だが、魔女として成長していくクレアの陰で、大国の怪しげな思惑が蠢き始めていて――?
内容説明
王国と帝国。二つの大国の間に広がる魔の森―大樹海には昔から黒き魔女が住む。黒き魔女は、あるとき一人の赤ん坊を拾い、弟子として育てることとなる。黒き魔女より“クレア”と名付けられたその赤ん坊には、かつて日本の劇団に所属し人形繰りをしていたという前世の記憶があった。見習い魔女クレアは前世の知識や技術を活かし、やがて人形使いの魔女として成長していく。だが、魔女として成長していくクレアの陰で、大国の怪しげな思惑が蠢き始めていて―
著者等紹介
小野崎えいじ[オノサキエイジ]
栃木県出身。『境界迷宮と異界の魔術師』(オーバーラップ)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
28
逃亡中の老騎士たちに赤ん坊を託されて、王国と帝国の間に広がる大樹海で弟子として育ててきた黒き魔女ロナ。成長した見習い魔女クレアが人形遣いとして成長する物語。日本の劇団で人形繰りをしていた前世の記憶も活かしながら、魔女として才能の片鱗を見せるクレアが、ロナと訪れた領都でセレーナという少女と出会い、弟子仲間として刺激し合える関係になっていっていく一方で、怪しげな思惑で動き出した帝国の影響で遺跡探索に協力したりと、少しずつ外の世界の関わりも増えてきた彼女がこれからどう成長していくのか、今後の展開が楽しみですね。2024/10/15
菊地
0
「人形」を持つ主人公は可愛かったけど、その他の部分で引きになるところはあまりなかった印象。2025/06/22
ききぞう
0
面白かったのですが、主人公のキャラが弱いかな〰︎2025/06/17
Junta
0
★★★★★ WEB既読。この作者の作品好き。老騎士から魔女に託された少女が魔女の弟子として成長し、過去と向き合う話。イラストは美麗でイメージから外れることなく大満足◎。小さな頃に、ロナからプレゼントされた人形は、人形繰りで生きているかのように動き、クレアを代弁する相棒のようで良い。まだ帝国の影がチラついているだけで謎も多いが、今後が期待できる。是非とも続刊を。続きが非常に楽しみである。2024/10/19