出版社内容情報
翼に刻んだ〝浪漫〟に夢を馳せ〝青空〟に吹く風が明日を喚ぶ。
俺の命にヒコーキを造るっていう夢の火がついたんだ。
突如現れた都市壊滅級の魔物・人狼に騎士ジョルジュさえも倒されてしまうなか、アッシュはたった一人で戦い挑む。
すべてを弾き返す敵の牙と圧倒的な暴力。
だが挫けるどころか、仲間と共に描いた夢が彼を奮い立たせ反撃への道を切り拓く――
嵐が過ぎた後、アッシュは軍子会のヘルメスが抱える夢を知る。
それは「空を自由に駆ける飛行機」を作り出すことで……。
飽くなき夢と空への浪漫――
二つの願いが重なったとき、未来を照らす炎が激しく燃え上がる文明復旧譚、第八幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きのと
2
これは地に足がついたしっかり目の話でいいんだけど、地に足着きすぎてて先が長すぎる2025/01/29
zaku0087
1
文明再興ものは好物なのだが、冶金も化学も中世以前の文明レベルから航空機に挑むのは無謀すぎないか。おまけにいきなり打ち合わせに技術史の説明図が出てきたが、みたこともない動力機関の説明を飛ばして良いのだろうか。これでは文明促進は魔法と変わらないではないか。そもそも航空機の模型図・概念図が本として残っているならここまで文明退行するものか。学問や読書が禁忌にでもなっていなければありえないと思うのだが。この辺りが設定の甘さだなあ。航空機が再現できれば次はコンピューター開発で、そのあたりで文明再興の目標達成かな。2025/05/18