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出版社内容情報
異端×天才――ふたりなら、最強
建物の内部が化け物の跋扈する異界と化し、人を死へと導く超常災害『ハウス』。
そしてその現象に、特殊な力で唯一対抗できる少女たち「ソルジャーメイド」。
その一員であるシオンは、突然新部隊の隊長に任命される。
さらに部下に配属されたのは内気で頼りない新人決死兵のアイリスただ一人。
疑問と不満を露にするシオンだったが、『ハウス』でのアイリスの動きはまるで別人で……!?
そんなアイリスと任務を果たしていく中で、孤高だったシオンはアイリスに対して徐々に相棒としての信頼を寄せていく。
一方で心を開きかけては閉ざすアイリス。
どうやら彼女は大きな秘密を隠しているようで――
内容説明
建物の内部が化け物の跋扈する異界と化し、人を死へと導く超常災害『ハウス』。そしてその現象に、特殊な力で唯一対抗できる少女たち「ソルジャーメイド」。その一員であるシオンは、突然新部隊の隊長に任命される。さらに部下に配属されたのは内気で頼りない新人決死兵のアイリスただ一人。疑問と不満を露にするシオンだったが、『ハウス』でのアイリスの動きはまるで別人で…!?そんなアイリスと任務を果たしていく中で、孤高だったシオンはアイリスに対して徐々に相棒としての信頼を寄せていく。一方で心を開きかけては閉ざすアイリス。どうやら彼女は大きな秘密を隠しているようで―第11回オーバーラップ文庫大賞金賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
36
建物がひとを核として取り込む異界と化す災害「ハウス」。対抗できるのは、戦闘メイドのハウスメイド・・・じゃなくソルジャーメイド。だが、部隊の仲間を失った彼女に与えられたのは新しい部隊の隊長とひとりの部下だった。作者戦闘メイド好きだな!読者にはアイリスの謎やら引っ張らないところは明かしつつ、トラウマ持ちのメイド2人が戦いを通じて互いの救いになっていく光景と戦闘、不気味さの見所が高過ぎる・・・怖いとこあるし。とりあえず大総監・・・人間味出たと思ったらわたしの同類だったわ!!?2025/02/02
彩灯尋
19
超常現象で災害化した「ハウス」の掃滅業務(クリーニング)を行うソルジャーメイドたち。過去を背負いながら戦うメイドたちがとにかく格好良いし、この世界を生み出している作者の言葉選びのセンスがとても好き。熱く命をかけて戦うメイドたちの生き様と絆をこれからも見守らせてほしい。2025/01/25
よっち
19
建物内部が化け物の跋扈する異界と化す超常災害『ハウス』。それに唯一対抗できる『ソルジャーメイド』のシオンが突然新部隊隊長に任命され、新人決死兵アイリスとバディを組む物語。かつて部隊が自分以外全滅した悔恨を抱えるシオンの隊長任命と、ただ一人配属された内気で頼りない雰囲気のアイリス。疑問と不満を抱えながらの任務で、ハウスの中ではまるで別人の彼女の動きを知り、徐々に相棒としての信頼を寄せていく展開で、訳ありのアイリスもなかなか難しい存在でしたけど、窮地も力を合わせて乗り越えてゆく2人の絆がなかなか良かったです。2025/01/23
真白優樹
14
世界各地の建物が魔物が跋扈する異界に変貌する災害が起きた世界で、死にぞこないの天才が自分を人形と嘯く少女に出会い始まる物語。―――伽藍洞の己に火を灯し、さぁお掃除を始めよう。 死が身近な異界でのバトルの中、出会った二人が不器用ながらに心を近づけバディになっていく物語であり、独特な世界観の中の熱さ溢れるバトルが見所である物語である。不穏分子は一つ消すも、裏で何らかの思惑は進み。そうとも知らず、天才は次はどんなお掃除に挑むのか。二人だけの凸凹バディは、次はどんな戦闘を見せるのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/01/28
尚侍
11
ものすごく面白かった。主人公もヒロインも女性という構図でしたが、優雅に肉弾戦を繰り広げる様子は熱いもので、必ずしもあたしtueeeeだけに頼っているわけではないのにここまでの熱量を持った作品を読むのが久しぶりだったので、非常に気持ちのいい読後感を味わうことができました。最終的にアイリスの正体がわかったのも良く、ここで引っ張らなかった分次回以降の展開がやりやすくなったのではないかなと思いました。こういう熱い作品は大好きなので、続きが楽しみです。2025/02/03
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