出版社内容情報
家族を失い虐げられた二人に愛と憎悪の花が咲く
事故で両親を失い、天涯孤独となった東 春一は、引き取られた先の親戚から冷遇され、裏切られ、受難の日々を送っていた。
そんなある日、父親の旧友から“娘の世話係”として家に招かれる。
待っていたのは、わがまま放題なお嬢様・椿。
尊大な態度の椿に辟易する春一だったが彼女もまた義母や使用人に虐げられ、目に孤独を宿していて――…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
幸音
5
電子。両親の死を探るため書生として八乙女家を紹介された春一。そこで出会ったのは妾の子として異母姉以外の者から冷たく扱われる椿。ツンケンしてるけど、幼いながらも「家に囚われているだけは嫌」と口にする意思の強さがある。両親が死んだ頃と死に関わっていると示唆されている椿の年齢が合わなさそうなんだけど。当主夫妻の結婚式の２人が椿の母っぽい？ちなみに読み終わってから作家さん調べたら、Web連載の作品を読んだことある方だった。あちらは女子高生と男子小学生だったからまた雰囲気違ったから今回分からなかった。2024/12/31
花桃
3
両親を事故で失い、引き取られた親戚からも冷遇されていた春一。そんな春一に娘の世話係をしてほしいと父の旧友宅に招かれます。その娘はわがまま放題の椿でした。椿も義母や使用人から冷たくされていて孤独の中での生活でした。少し暗くなりそうですが、中々二人とも強くて面白いです。2025/04/25
Leo
0
シーモア無料2025/06/15
