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出版社内容情報
勇者(とも)と交わる戦場――「計略」を巡らし魔将に立ち向かう。
転生したゲーム世界で生き残るため、前世の知識を総動員するヴェルナーだが、過去の功績から、王より子爵の称号とアンハイム地方の代官の勅命を受ける。
着任早々、アンハイムの荒れた町政を整えるため奔走するヴェルナー。
さらに周辺に蔓延る山賊たちの討伐と、落ち着く暇がないようで……?
そんな中、魔将ゲザリウス率いる魔軍がアンハイムへと侵攻。
知略を尽くし防衛戦に挑むヴェルナーだったが、魔将の圧倒的な力で絶体絶命の危機に……!
しかしそんなヴェルナーの眼前に、世界を救う力を持つ、親友が現れる――!!
伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第五幕。
内容説明
転生したゲーム世界で生き残るため、前世の知識を総動員するヴェルナーだが、過去の功績から、王より子爵の称号とアンハイム地方の代官の勅命を受ける。着任早々、アンハイムの荒れた町政を整えるため奔走するヴェルナー。さらに周辺に蔓延る山賊たちの討伐と、落ち着く暇がないようで…?そんな中、魔将ゲザリウス率いる魔軍がアンハイムへと侵攻。知略を尽くし防衛戦に挑むヴェルナーだったが、魔将の圧倒的な力で絶対絶命の危機に…!しかしそんなヴェルナーの眼前に、世界を救う力を持つ、親友が現れる―!!伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第五幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
35
転生したゲーム世界で生き残るために奮闘するヴェルナーの物語である。彼は前世の知識を駆使して、アンハイム地方の代官としての任務を果たし、町政を立て直し、山賊を討伐する。彼の知略と行動力は見事であり、特に暗号化した手紙を使って貴族たちの陰謀を見抜く姿勢は感嘆に値する。また、魔将ゲザリウスとの戦闘では、ヴェルナーの戦略が光る。空城の計を用いて魔物たちを同士討ちに誘い込み、その後の挑発も見事である。そして、勇者マゼルとの共闘シーンは感動的で、二人の絆が強く描かれている。2024/07/25
真白優樹
17
魔将へ対する釣り餌も兼ねて辺境の地の代官になる中、救援としてマゼル達が駆けつける今巻。―――希望となる勇者の傍ら、魔将にも届く己の武を示せ。 少しの期間だけの代官行、という事で魔将の迎撃準備を整える為に領内の綱紀粛正に励み、魔将と小細工を弄して戦い抜く巻であり。いっそ苛烈なまでの手を使うヴェルナーの、一種悪辣な強さが見せられる巻である。望まれる通りの功を得、しかし王都で起こるのはミーネの縁談話。果たしてそのお話はヴェルナーにどう絡むのか。動きの読めぬ彼女はどう動くのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/08/06
dorimusi
11
アンハイム代官赴任して、対魔将防衛戦。 成果を得て帰る意味では、魔将を倒すのが勇者でよかったの?とは思った。てか、毎回都合のいいところでやってくるあたりが勇者補正なのかな。こういうの読んでると全体回復とか詐欺みたいな能力だよねと思っちゃう。普通の人の努力が悲しくなりそう。2024/07/27
ブラフ
9
【図書館】シリーズ第5巻。2024/10/15
尚侍
9
とっても面白かった。んですが、これは私の理解力が足りないせいでもあるのですが、書籍で読んでいると物語がどういう方向に進んでいるのかがわからないので、簡単でもいいのであらすじがほしいなというのが正直なところでした。本作の特徴として「勇者の戦いの裏」で主人公が動いていることもあり、魔王を倒すなどといったわかりやすい目標に物語が動いているわけではないので、今主人公がなにをやっているのかが見えにくく感じました。エピソードそのものは非常に面白いので、そのあたりが整理されると個人的には非常にありがたいですね。2024/08/13