出版社内容情報
王族に迫る一つの影!
鍵を握るのは友人の婚約者!?
「完璧すぎて可愛げがない」と隣国へ売られたフィリア。
新婚旅行から帰還し、フィリアが聖女の務めに励む一方、夫のオスヴァルトは隣国アレクトロンの王族を迎える準備に奔走していた。
その一環として騎士団の分隊が王都にやってくる。
同じ国を守る存在として挨拶をしたいと考えたフィリアは演習を見に行くことにするが、その準備をする中で分隊長エルムハルトがリーナの婚約者だと発覚!
驚きを抱えたままフィリアはエルムハルトに挨拶することに。
挨拶自体は問題なく終わるものの、リーナへ視線すら向けないエルムハルトに違和感を覚えるフィリア。
同時にエルムハルトを見送り寂しそうな笑顔を浮かべるリーナの姿から、何か事情があることを察し力になろうと決意する。
まずは情報収集だと考え、元騎士でリーナの同僚でもあるレオナルドに話を聞いてみる。
すると、十数年前のアレクトロン王族訪問で起きた事件が関係が浮かんできて――?
内容説明
新婚旅行を終え、いつもの生活に戻ってきた聖女フィリア。一方、オスヴァルトは隣国アレクトロンの王族来訪に向け、準備に奔走していた。その一環として騎士団の分隊が王都へやってくるのだが、騎士をまとめる隊長エルムハルトはリーナの婚約者らしく…?