出版社内容情報
甲状腺細胞診報告様式の世界基準『ベセスダシステム』最新第3版を概説
・WHO分類第5版に基づいて、用語と診断基準がアップデート
・画像検査と分子検査の章が追加
・「甲状腺癌取扱い規約」との相違点も解説
・洗練された写真による解説
・病理医・細胞検査士・臨床検査技師をはじめ,甲状腺の診断・治療にあたるすべての医療従事者・施設必携!
内容説明
5年ぶりに改訂された世界標準の「甲状腺細胞診報告様式ベセスダシステム第3版」を簡潔に解説。甲状腺細胞病理学分野の進展、臨床ガイドラインの改訂にともなうアップデート。WHO分類第5版に合わせて、分類と用語を統一。小児の悪性の危険度の追加を含む、悪性の危険度のアップデート。画像診断、分子検査の解説を追加。わかりやすい写真とともに解説。「甲状腺癌取扱い規約」との相違点も解説。細胞診専門医、病理医、細胞検査士をはじめ、甲状腺の専門医、内分泌代謝科、外科、放射線科など甲状腺の診断・治療にあたるすべての医療従事者・施設に必携の書。
目次
第1章 診断用語と報告様式の概略
第2章 不適正
第3章 良性
第4章 意義不明な異型
第5章 濾胞性腫瘍
第6章 濾胞性腫瘍(膨大細胞性濾胞性腫瘍)
第7章 悪性の疑い
第8章 乳頭癌、特殊型および関連腫瘍
第9章 髄様癌
第10章 高異型度濾胞細胞由来非未分化癌
第11章 未分化癌
第12章 転移性腫瘍、リンパ腫、甲状腺のまれな腫瘍
第13章 臨床的見地と画像検査
第14章 分子検査とその他の補助的検査
著者等紹介
坂本穆彦[サカモトアツヒコ]
大森赤十字病院顧問・病理診断科。福島県立医科大学特任教授。1971年東京医科歯科大学医学部卒業。1976年同大学院修了(医学博士)。(財)癌研究会癌研究所・研究員、東京大学医学部助教授、杏林大学医学部病理学講座教授を経て、2011年より現職。1981年、国際対癌連合(UICC)の癌研究キャンペーン国際奨学生として英国ウェールズ大学にて共同研究。専門領域は、癌の病理診断学。日本学術会議連携会員、日本医学会用語委員、国際協力機構(JICA)専門家(カザフスタン、
廣川満良[ヒロカワミツヨシ]
医療法人神甲会 隈病院 病理診断科 科長。福島県立医科大学特任教授。1978年川崎医科大学医学部卒業、1984年同大学大学院病理学修了(医学博士)。川崎医科大学人体病理講師、川崎医科大学救急部助手、川崎医療短期大学臨床検査科教授、徳島大学病理学第一助教授を経て、2006年より現職。この間、Hawaii Queen’s Medical Center留学、日本甲状腺病理学会理事長、甲状腺癌取扱い規約病理部門委員長を歴任メキシコ)、甲状腺癌・前立腺癌・子宮頸癌・子宮体癌取扱い規約・病理委員長、WHO甲状腺癌組織分類作成委員を歴任。2011年より、福島県県民健康調査病理診断コンセンサス会議議長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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