出版社内容情報
伝授しましょう――
淑女の嗜みを。
ソーマは国民のためを思い禅譲した前王の意志を継ぎ、次なる改革――軍事革新を目指しラグーンシティへと赴く。
その地で元三公の一人・カストールを訪れたソーマは、さらなる“良い国”を創るべく、かつての政敵すらも味方に引き入れようと静かに、しかし熱く語りかける……。
「俺はお前を従えるのに、相応しくないか?」
一方、エクセルによって集められたリーシアたちは円満な家庭を築くべく花嫁修業を受けることに――!?
自由と尊厳を守る独立国家を築くため型破りの発想で戦力増強を目指す異世界本格内政ファンタジー第11幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉鳥
4
軍事強化や国民教育の話。正室側室4人が一堂に会して妃教育なり、婚礼なりを行うって絵で見ると改めて凄いなあ…と。これからはいろんなキャラクター視点の話になっていくようでオムニバス好きとして続きが楽しみ。2024/07/17
毎日が日曜日
4
★★★2024/01/28
zaku0087
1
国力増強から専守防衛に舵を切った王国だが、確かに技術戦で勝ち抜けば数的劣勢を覆した軍事戦略はできる。ドラゴンを使った空挺は拠点制圧であれば無敵だろう。ドラゴンの巣という拠点型飛行基地を空母に乗せて移動可能にする。もはや20世紀後半の軍事ドクトリンで、まさに転生者の強み(情報戦)を生かした国家戦略だ。富国強兵のもう一つの重要施策は、国民皆兵を可能にする読み書きできる兵士の育成で、それを学校建設と合わせた教育放送で始める。まさに明治から昭和にかけての日本の模倣だが、中世魔法世界では効き目ありか。2024/02/23
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