オーバーラップ文庫 百合ゲー世界なのに男の俺がヒロイン姉妹を幸せにしてしまうまで〈１〉

流石 ユユシタ【著】

オーバーラップ（2022/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 317p／高さ 15cm
• 商品コード 9784824003102
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

毎日がすごく楽しくて、嬉しくて、幸せ――。

親戚の葬式に参列した病乃魁人は、孤児となった幼い四姉妹を成り行きで引き取ることなった瞬間、前世の記憶を思い出しここがゲームの世界だと気付く。
そしてシナリオ通りだと今まで不遇な生活を送ってきた千春、千夏、千秋、千冬の四姉妹がさらに不幸な未来へ歩んでしまうことも――。
魁人は、四姉妹が幸せになるための子育てを決意する！
魁人と過ごす楽しい日々の中で、それぞれが抱えた傷や悩みが、少しずつ和らいでいく。
そして魁人の嘘偽りなく温かい言葉が、四姉妹の心を開いていき――。
一つ屋根の下、凸凹で個性豊かな四姉妹との共同生活スタート！

内容説明

親戚の葬式に参列した病乃魁人は、孤児となった幼い四姉妹を成り行きで引き取ることなった瞬間、前世の記憶を思い出しここがゲームの世界だと気付く。そしてシナリオ通りだと今まで不遇な生活を送ってきた千春、千夏、千秋、千冬の四姉妹がさらに不幸な未来へ歩んでしまうことも―。魁人は、四姉妹が幸せになるための子育てを決意する！魁人と過ごす楽しい日々の中で、それぞれが抱えた傷や悩みが、少しずつ和らいでいく。そして魁人の嘘偽りなく温かい言葉が、四姉妹の心を開いていき―。一つ屋根の下、凸凹で個性豊かな四姉妹との共同生活スタート！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

親戚の葬式に参列して孤児となった幼い四姉妹を成り行きで引き取ることなった病乃魁人。今まで不遇な生活を送ってきた個性豊かな四姉妹との共同生活を描く家族小説。ここがゲームの世界で前世の記憶を思い出し、四姉妹がシナリオ通りのさらに不幸な未来へ歩むことを阻止すべく、彼女たちが幸せになるための子育てを決意する魁人。千春の長女としての責任感、食いしん坊で厨ニ感ある千秋、千冬のコンプレックスや千夏のトラウマと、最初は距離感があった四姉妹それぞれと向き合って、少しずつ信頼を積み重ねてゆく優しい展開はなかなか良かったです。

2022/10/23

[サキイカスルメ]

親戚のお葬式に出席した時に両親を亡くし、親族から疎まれていた四姉妹を引き取った病乃魁人。実はこの世界が、前世でプレイしたゲームのスタート前だと気づき、不幸な境遇の四姉妹を幸せにしたいと奮闘する物語。まずこの巻では、タイトルにある百合ゲームの百合要素はありません。百合要素はありません。大切なことだから、2回書きました。他人同士だった主人公魁人と四姉妹が、少しずつ近づいてくのを見守るお話なのかなと。まだまだ序盤という印象ですね。私は、中二病ムードメーカーの千秋ちゃんが好きになりました。かわいい。

2022/10/31

[まっさん]

★★★★ めちゃくちゃ良かった！まさに「可哀想な境遇を歩んでいた子が幸せになる」を体現したような作品で、その手のジャンルが元々ぶっ刺さる私には本当にドンピシャな作品でした。 物語はとある百合ゲー世界に転生した主人公が、ある事情から両親からネグレクトを受け、交通事故によってそんな両親を失い途方に暮れる所を主人公に引き取られる所から始まります。クリスマスを祝ってもらうなど以ての外で、満足にご飯も食べられず、録に愛情を向けられてこなかった四姉妹が、初めて他人からの愛情を知り、各々が着実に心を開いてく様子には→

2022/12/06

[サケ太]

とても良い。優しい作品。

2022/11/01

[真白優樹]

特に関りもない親戚の葬儀に出席した青年が、虐げられていた四姉妹と出会いこの世界が百合ゲーの世界であると気付き、始まる物語。―――何気ない日々の幸せを、それが家族になる鍵。　心を閉ざす四姉妹と真っ直ぐに向き合い、父親としてよくあれるように手探りで進む。そんな家族モノの面白さと温かさに溢れている物語であり、真っ直ぐに温かくて面白い物語である。少しずつ近づく距離と、何気ない時間。果たして百合ゲーの世界であるこの世界で、彼等家族は今後どんな形になっていくのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。

2022/10/29