出版社内容情報
為すべき事を為し――逝く。それこそ我が本懐。
ヴァンの返還交渉を終え王都に帰還したソーマは内乱の主犯であるゲオルグ・カーマインと対面する。
大罪を犯した真意を問いただすもゲオルグは黙秘。
ソーマは男に“毒酒”を差し出すしかなかった――。
そして、残る罪人カストールの裁判が開催される。
「俺に反旗を翻した愚か者どもを……どう裁くのが適切だと思うか?」
面従腹背の者たちが死罪を叫ぶ中、ソーマの下した決断とは――。
守るべきものを守るため王としての覚悟が問われる異世界本格内政ファンタジー第八幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sao
7
読了。2022/01/07
毎日が日曜日
6
★★★2021/12/31
もここ
4
そういえば私、君主論途中で読むのやめてた…事を思い出した。紙媒体だと自室のブラックホールに飲み込まれちゃうので、難儀です。。正体を明かさずに汚れ仕事をやらせるのに、忠義に厚く、表向きには死んでいる人達というのはうってつけと思う。風見鶏は率先して悪事を行う人々よりも厄介だから、真っ先に潰したい相手だし、良い決断。2022/01/27
葉鳥
3
やっぱり表舞台から退場させて影のものとして活躍してもらうことなるのね。風見鶏を一気に粛清するのは予想できたけど、あんなバッサリいくとは。2024/06/26
zaku0087
2
叛逆貴族を一斉排除し王国内の統制を回復する。叛逆に加わったものの処分も終わり、内政面では強化完了。そのおまけに王妃が二人になるはずが三人になるハーレム化進行。後半でマッドな女研究者が登場し、世界物流を変える大発明が出現したが、魔法世界では物理や技術が進まないのはもっともだ。作用反作用の法則からして、魔法世界では発生しない。エネルギー保存則やエントロピーとか、そもそも発想に至らないだろうから。ラノベでは結構無視されていが、ここがファンタジーとSFの差だ。経済学を語るラノベ作品が物理を語るとはちょっと意外。2023/05/09