目次
序章
第1部 英語を通して言語分析の物差しについて考える(第1章 類型論から見た西洋語の日本語研究への影響;第2章 言語研究の分析道具に含まれるバイアス;第3章 英語の伝統文法の足跡;第4章 IPAに潜む英語のバイアス?;第5章 形態理論と形態分析 生成文法と日英語の動詞屈折を中心に)
第2部 英語が個別言語の研究に与える影響(第6章 SPEとクリック音韻分析の論争;第7章 ドイツ語のアスペクト am進行形をめぐって;第8章 ロシア語においてDPを設定する(不)必要性
第9章 移動表現の類型論と言語バイアス
第10章 英語と他の言語の移動動詞の文法的特徴 ハンガリー語、クプサビーニィ語、ネワール語のデータを中心に
第11章 ペルシア語前置詞azが共起する動詞の分類
第12章 英語と世界の言語の与格交替
第13章 何を「受動文」と呼ぶか・呼ばないか マレー語とその関連言語からの視点
第14章 日本語のラレル文研究 対照言語学的観点の有効性と問題点から)
第3部 力の強い言語が力の弱い言語の研究に与える影響(第15章 西夏語研究にかかる漢語音韻学の二重のバイアス 「合」・「〓」を例として;第16章 手話の公用語化をめざす「言語学バイアス」)
著者等紹介
大谷直輝[オオタニナオキ]
東京外国語大学 准教授
中川裕[ナカガワヒロシ]
東京外国語大学 教授
野元裕樹[ノモトヒロキ]
東京外国語大学 准教授
長屋尚典[ナガヤナオノリ]
東京大学 准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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