目次
「境界」と「周縁」から読み解く社会とことば
第1部 「境界」の引き方(娯楽と社会運動の境界―「LGBTブーム」と言語的レガシー;バルカン・バベル―言語の境界と翻訳;多言語地域における言語シフトと危機言語を考える―フィリピンの事例から;幼少期に中国と日本を往還した著者のアイデンティティ交渉―共通の傾向と年齢に応じた変化)
第2部 周縁性がもたらすもの(方言景観と方言みやげの社会史;メディアが再生産する方言イメージ―ドラマと翻訳に描かれる東北方言;播州ことばを起点に世界の周縁言語話者と考える言語多様性継承―それでも話し続けることの言語社会学的対照;琉球諸語の再生のために―世代を超えて繋がる力)
第3部 「研究」の捉え直しと越境(「トランス」の向こう側に―「言語化された世界」の内実;研究・教育の越境をめざした本書の学び方)
著者等紹介
三宅和子[ミヤケカズコ]
東洋大学名誉教授。専門は、社会言語学、メディア論、日本語教育
新井保裕[アライヤスヒロ]
文京学院大学外国語学部准教授。専門は、社会言語学、韓国朝鮮語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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