内容説明
本書は大学初年次を対象としたレポート作成法のテキストです。各課の初めにレポート作成初心者が失敗しがちな例を挙げ、どこが失敗なのかを示し、段階的かつ網羅的に、問い立て、マッピング、アウトライン、推敲などのレポート作成プロセスを学びます。レポートにふさわしい表現、引用ルールなどについての解説や練習問題を収載し、大学生活に必須であるレポートの書き方の基礎を無理なく身につけられる1冊です。なお、巻末には付録として、Microsoft Word、Microsoft PowerPointの基本的な使い方を掲載しています。
目次
サンプルレポート(論証型レポート・解説付き論証型レポート;調査報告型レポート・解説付き調査報告型レポート;参考:小論文・解説付き小論文)
ライティングスキル編(レポートって何だろう;レポートにふさわしい表現・表記って何だろう;引用の目的を知り、使えるようになろう;効果的に図表を使って説明しよう;説得力のある文章を書こう)
レポート作成プロセス編(レポートを作成する準備をしよう;調査報告型レポートを作成しよう;論証型レポートを作成しよう;文章を推敲してみよう;プレゼンテーションしてみよう)
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n-shun1
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自分が大学生の頃もレポート作成のガイド本は割とあったと思う。この10年は初年次教育が一般的になって,この種の書籍はかなり増えたと思う。文章を書いても,添削指導してもらう経験がないと独りよがりになってします。大学では卒論を書く過程で真っ赤に添削されるという経験をして,初めて自分の文章力のなさに気づかされるのではないだろうか。その卒論も必修単位ではない大学も珍しくなくなってきているので,文章力はSNSで磨かれるのかもしれない。生成AIが添削してくれる。いや,先回りして書き直してくれる時代かな。2024/12/05