目次
1 卒論のスタートラインに立つ―準備編(近現代文学から研究対象を見つけよう;問題解決のためのアプローチを考えよう ほか)
2 卒論をイメージしてみよう―構想編(近現代文学の卒論テーマ=問いを再設定しよう;必要な作業を想定して目次案やスケジュールを書いてみよう ほか)
3 卒論執筆にトライしよう―執筆編(近現代文学論文の書き方のルールを確認しよう;卒論をパーツに分けて書いていこう ほか)
4 卒論アラカルト(卒論体験談;文学研究からみた卒論―卒論の先を考えたい人のために ほか)
著者等紹介
斎藤理生[サイトウマサオ]
大阪大学大学院人文学研究科教授
松本和也[マツモトカズヤ]
神奈川大学国際日本学部教授
水川敬章[ミズカワヒロフミ]
神奈川大学国際日本学部准教授
山田夏樹[ヤマダナツキ]
昭和女子大学人間文化学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tieckP(ティークP)
10
基本的な趣旨としては、卒論のマニュアルのなかでも細分化して日本近現代文学とするということで良い本だと思うし、後ろにある文学以外についてのセクションが現実的には学生の参照に役立つと思う。値段も頑張っている。一点どうしても気になるのは、「さまざまなアプローチ」を薦めつつ、例示のジェンダー研究が多すぎることで、たぶん個々の執筆者にある程度自由に書かせた結果、そうなったのだと思う。結果、学者が新しいアプローチのつもりでいるテーマが、もはや研究レベルでは古典的で無難なものになっている証左となったかなと。2023/01/30
吉田
0
今の私が探し求めていたのはまさにこの本だった。ひつじ書房しか勝たん。大学生に向けて、少しでもページ数を少なくして物理的なとっつきにくさを減らそうとした気遣いと努力がここにはある。執筆者の卒論の題目が書いてあるのもいい。2025/03/31
ヤマニシ
0
「研究者や批評家はまさに二重人格的です。小説に心を撃ち抜かれて感動で涙しながら、その一方で冷静な観察者・分析者として小説を解剖的に読み込みます。」(p21)2022/12/13