内容説明
再びメキシコで革命が勃発した！国家の大改革と近代化を目指して若冠４０歳の大統領は世紀の大冒険に挑んだ。サリーナス革命とは何か。その真髄をここに見る。外交実務者が激動したサリーナス大統領治世（１９８８‐９４年）のメキシコ内政・外交の動向を「北米自由貿易協定」（ＮＡＦＴＡ）を中心に分析した本格的な現代メキシコ政治の書。
目次
序章 メキシコ第二の革命の序曲
第１章 大統領への道
第２章 ロス・ピーノスの最高権力者の座へ
第３章 サリーナス内閣の権力構造
第４章 聖域・石油労組にメス
第５章 太平洋をはさむパートナーシップ
第６章 世紀の大冒険・北米自由貿易協定
第７章 大統領継承問題
第８章 痛恨のチアパス武装蜂起
第９章 与党大統領候補暗殺
第１０章 サリーナス近代化路線の担保
第１１章 大統領選挙を前に揺れた政局
第１２章 サリーナス革命に信任
