内容説明
若い世代は大きな誘惑の中で暮らしていること、子どもたちの遊びが1980年代から変わってしまったこと、若い世代は政治性を禁止する「隠れたカリキュラム」に囲まれていること、という三つの視点から考察する。
目次
第1部 日本の若者はなぜ社会的エネルギーを失ったのか(疑問の始まり―1980年代からの生徒の変化;国際若者意識調査からわかること;「楽しい」「おもしろい」の深さ―人間は本質的なものを求めている;物理の教科書の違い―教科書に隠されたメッセージ;「青い目茶色い目」からわかること―大事なことを学んだ生徒の変化 ほか)
第2部 こんな授業はどうですか?(「ワークショップ型授業」について;マグロ取りゲーム;カードを使って考える社会の仕組み;「違いの違い」環境版;仮想インタビュー「原発」 ほか)
著者等紹介
羽角章[ハスミアキラ]
1953年東京都生まれ。広島大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程後期を1982年に中退し、神奈川県立高校の教諭となる。以後2018年3月まで高校教諭を勤めたのち、同年より神奈川県立高校非常勤講師。「新しい環境学習をつくるネットワーク」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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