佐高信の男たちのうた - 自選「人間讃歌」

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822815431
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

寂しさと悲しみを知りながら、なお志と情をもって、この世を生き抜く人たちの生き様とは。昭和の句歌・流行り唄と共に綴るエッセイ。

人生の機微を語り尽くし、男たち、女たちへ贈る。
ここに登場する男たちは、みんなしたたかに強く、潔く、成功もし、有形無形のものを世の中に残している。しかし、それと同じくらいに、弱さを持ち、板挟みに悩み、失敗も重ね、失ったものの痛みを抱えている。ひとひねりも、ふたひねりも屈折している。(吉永みち子)

男と男のつきあいは……
吉井勇と石坂泰三
良寛的人間
落首の精神
贈る言葉
手紙、葉書、手紙
鬼瓦とライオン
キャプテン・ラストの思想
チャーチルの戦い
平松守彦と義父、上田保
「舟唄」を好んだ前川春雄
本田宗一郎と久野収
俵万智と『心の花』
男の純情「異色官僚」佐橋滋
やすしと晶子
悪役俳優
東京の日
雨ニモ負ケズ
二十四歳の中学生
語りかける「時代」
身柄引受人
たき火
北の訛り

佐高信のうた─吉永みち子

【著者紹介】
1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て、評論家となる。「週刊金曜日」編集委員。憲法行脚の会呼びかけ人。主な著書に『安倍晋三と翼賛文化人20人斬り』(河出書房新社)、『佐高信の昭和史』(角川学芸出版)、『不敵のジャーナリスト筑紫哲也の流儀と思想』(集英社新書)、『未完の敗者 田中角栄』(光文社)、『佐高信の百人百話』(平凡社)、『世界と闘う「読書術」』(佐藤優と共著、集英社新書)、『飲水思源』(金曜日)、『西郷隆盛伝説』(光文社知恵の森文庫)、『福沢諭吉と日本人』(角川文庫)、『昭和 こころうた』(角川ソフィア文庫)、『自民党首相の大罪』『佐高信の緊急対論50選 誰が平和を殺すのか』『西部邁と佐高信の思想的映画論』『お笑い公明党 トンデモ創価学会』(いずれも七つ森書館)ほか多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかりパパ

9
「語りかける『時代』」という話が秀逸。中島みゆきの「時代」という歌は彼女の父親が51歳で脳溢血で倒れこの父親が再び歩き出す日への祈りを込めて歌われたそうである。しかしその日が来ることなく翌年父親は亡くなった。 〽︎別れと出逢いを繰り返し 今日夕方から倒れた旅人たちも生まれ変わって歩き出すよ「この歌は似たような状況にある人がひとたび耳にすると逃れなくなる力を持っている」泣きたい夜に聴くと一番の慰めになったという女性の言葉が心に響く。この歌が辛い境遇にある人に強さと元気を与えるかけがえのない曲なのだ。2016/02/07

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