出版社内容情報
世界アニメーション映画史上最高の興収を記録した『アナと雪の女王』。作品が支持された根拠とスタッフワークを多角的に検証する。
世界アニメーション映画史上最高の興行収入を記録したディズニー作品『アナと雪の女王』。
映像研究家の著者が、ここまで支持された根拠とスタッフワークを多角的に検証する。
第1部は、『アナと雪の女王』を技術・歴史・スタッフワーク・テーマ・背景・ 興行などの多角的な視点で分析。第2部は、ディズニーとピクサーの代表を兼務するジョン・ラセターとスタジオジブリの宮崎駿の出会いと交流が、日米のアニメーションに何をもたらしたかをラセター側を中心に展開する。2部構成でディズニー・ピクサー・スタジオジブリの諸作品が大衆的支持を集めた根拠の立体的解析を試みる。
まえがき
第1部 『アナと雪の女王』の光と影
序 世界記録を塗り替えたエポックメーキング的作品
第1章 ディズニー・ミュージカルの新時代を告げる快作
内容説明
ディズニー・ピクサーの現在・過去・未来。宮崎駿とジョン・ラセターの32年間を一望。
目次
第1部 『アナと雪の女王』の光と影(ディズニー・ミュージカルの新時代を告げる快作;ヒロインのデザインと作画の斬新さを検証する;ディズニー・プリンセス復活までの道程;『雪の女王』映画化計画の推移;アンデルセンから遠く離れて;「ディズニー化」現象;ソ連版『雪の女王』と宮崎駿をめぐる因縁;『メリダとおそろしの森』との比較;定型を崩した「考えさせない」急展開;魔法と権力の行方;心象で綴られた主観的な世界;国境を越える日本型主観主義)
第2部 宮崎駿とジョン・ラセター―その友情と功績(米アカデミー賞・長編アニメーション賞の統計分析;日本アカデミー賞・アニメーション映画賞の統計分析;宮崎駿の功績;ジョン・ラセターの功績;ピクサーとディズニーの展望;二人の時代)
著者等紹介
叶精二[カノウセイジ]
映像研究家。早稲田大学・亜細亜大学・東京工学院講師。高畑勲・宮崎駿作品研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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