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徹底検証 日本の電力会社

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822814120
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C0033

出版社内容情報

大事故を起こしたからといって、東電のような巨大な株式会社を税金で救済するとはどういうことか? 会社学の観点から明らかにする。

東京電力のような巨大な株式会社を国民の税金で救済するというのはどういうことか? それがヒューマニズムなのか? これは基本的な問題なのだが、東京電力の事故が起こって、実際に国民の税金がこの会社に投入されているにもかかわらず、そのことの意味が論じられていないのはどうしたことか……。
 本書では、長年、著者が提唱し続けた「会社学」の観点から東京電力を論じるとともに、単に東電だけでなく、日本の電力会社全体の実態を明らかにする。

第1章 東京電力の事故は何を物語るか?
第2章 会社=法人の責任
第3章 経営者の責任
第4章 危機に陥った株式会社
第5章 10電力体制
第6章 電力会社はなぜ“地域独占”なのか?
第7章 国有化とは何か?
第8章 電力会社と政・財界との関係
第9章 原発を推進した労働組合
第10章 発送電分離は実現するのか?
第11章 会社を解体、分割せよ!
第12章 脱原発へ──新しい企業像を求めて

【著者紹介】
奥村 宏
 1930年生まれ。岡山大学卒業。新聞記者、研究所員を経て中央大学教授。停年退職後は会社学の研究に専念。商学博士。
 著書に『法人資本主義の構造』『株式会社はどこへ行く』『21世紀の企業像』(以上、岩波書店)、『日本の株式会社』『無責任株式会社』『東電解体』『会社の哲学』(以上、東洋経済新報社)、『会社学入門』『徹底検証 日本の三大銀行』「徹底検証 日本の財界』『徹底検証 トヨタ』(以上、七つ森書館)、『エンロンの衝撃』『会社はどこへ行く』(以上、NTT出版)、『株のからくり』『経済学は死んだのか』(以上、平凡社)、 『大企業解体』(ダイヤモンド社)、『会社をどう変えるのか』(筑摩書房)など。

内容説明

東京電力のような巨大株式会社を税金で救済するとは―原発再稼働を目論む電力各社は株主配当をしているが株式会社として本当に成り立つのか?日本の電力会社のあり方を問う!

目次

第1章 東京電力の事故は何を物語るか?
第2章 会社=法人の責任
第3章 経営者の責任
第4章 危機に陥った株式会社
第5章 一〇電力体制
第6章 電力会社はなぜ“地域独占”なのか?
第7章 国有化とは何か?
第8章 電力会社と政・財界との関係―財界をリードしてきた電力会社
第9章 原発を推進した労働組合
第10章 発送電分離は実現するのか?
第11章 大企業病の東電解体論
第12章 脱原発へ―新しい企業像を求めて

著者等紹介

奥村宏[オクムラヒロシ]
1930年生まれ。岡山大学卒業。新聞記者、研究所員を経て中央大学教授。定年退職後は会社学の研究に専念。商学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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